なぜ歯を磨いても虫歯になってしまうのか?
— 歯の健康をもっと、ずっと。 —
私たちはこの想いをもとに創業当時から現在まで、
みなさんの歯の健康を支え続けるために
様々な学術機関や第三者機関と一体となって実証実験を行っています。
現在までに、12の大学と共同研究を実施し、
64件の学会・論文発表をしてきました。(2016年10月末現在)
歯ブラシの力で少しずつでも口内環境を改善するために、
今日も私たちは検証と実験を繰り返します。
検証 目に見えない「マイナス電子(e–)」は本当に効果的なのか?
その効果を検証するために、今回は日本歯科大学東京短期大学の佐藤教授のもと、2つの検証を行いました。
検証に使用したのは、マイナス電子を発生しない歯ブラシと、マイナス電子の力で歯垢(プラーク)を除去できる歯ブラシ「SOLADEY N4」の2つ。
検証1 マイナス電子で「歯垢(プラーク)」は減ったか?
この「歯垢(プラーク)」の除去は、いわゆる「プラークコントロール※」と呼ばれるもののひとつ。歯垢(プラーク)には多くの口内細菌が存在するため、その巣である歯垢(プラーク)を効率良く取り除くことができれば口内環境の改善に役立つと考えられているのです。
※プラークコントロール=歯の表面から歯垢(プラーク)を取り除き、その状態を保つこと。
【実験方法】
20~24歳の男女30名を対象に、酸化チタンとソーラーパネルを内蔵しマイナス電子を発生させる歯ブラシ(SOLADEY N4)と内蔵していない歯ブラシの両方を使ってもらい、使用前後の歯垢(プラーク)量とミュータンス菌量を測定します。被験者にはどちらが「SOLADEY N4」か分からないように設定し、それぞれ歯磨き粉を使わずに4週間ずつ使ってみた結果を検証。
検証2 口内細菌の減少は関係するか?
検証の結果、「一般的な歯ブラシ」と「SOLADEY N4」では磨いた前後のミュータンス菌の数を確認したところ、「SOLADEY N4」では大きな減少が認められました。
この「ミュータンス菌」は糖から粘着性があるネバネバした物質をつくり不快感を感じさせるだけでなく、様々なカスや菌をくっつけてしまう特性があります。さらに、酸を作って歯のエナメル質を溶かす虫歯の原因菌です。その数値の変化と歯ブラシ使用後の変化の関係を見ることで、歯の磨き方と汚れの落ち方の因果関係を証明することができました。
磨いているけど 綺麗になっていない
日本は世界の先進国の中でも歯磨きの習慣が定着していて、1日に平均2回以上歯を磨く人がほとんどです。一方で、虫歯や歯周病などの歯科疾患経験者も多く、不思議に感じていました。結果、「歯を磨いているけれど、綺麗になっていない」人が多いということなのだと思います。その原因のひとつが、ブラッシング。歯や歯グキから汚れを落とすという意識から強く磨きすぎて、ブラシが効果的に動いていないケースが考えられます。毛先の広がりが早い人は毛の中腹で歯の表面を撫でているだけで、毛先が歯垢(プラーク)を落としていない可能性がありますね。鉛筆を持つように持ち、歯にあたる毛先の動きを意識してみるといいかもしれません。
歯ブラシ自体に菌が付いている可能性もある
歯ブラシの交換時期は1ヶ月が目安ですが、こまめに歯ブラシを取り替えないと、せっかく歯ブラシをしても菌を口の中に戻してしまっている可能性があります。毛先が広がったら取り替える人も多いと思いますが、歯ブラシそのものが汚れていては逆効果ですので、ブラシの定期的な交換をおすすめしますね。
「歯磨き粉を使わない」というのも一つの方法かもしれない
今回の実験ではどちらの歯ブラシでも、被験者に歯磨き粉を使わずに歯を磨いてもらいました。1回3分という条件なのですが、いつもより綺麗に磨こうと意識した人が多かったことがわかりました。逆説的にいうと、歯磨き粉を使っていると綺麗になった気がしてしまうということではないでしょうか。歯を磨くという習慣はとても大事ですが、なんとなく漫然と磨いてしまっている人は「歯磨き粉を使わない」というのも一つの方法かもしれないですね。
菌と上手に共存することが大事
口の中だけでなく、人間の体の中には様々な菌がいます。悪い菌もいますが、中には必要な菌もたくさんいるので、過剰な除菌や殺菌ではなく、菌と上手に共存することが大事だと思っています。スッキリ感や口臭予防という意識も大事ですが、まずは綺麗な歯ブラシで適切なブラッシングを心がけることが、プラークコントロールの第一歩だと思います。
今回の検証に使用した歯ブラシはこちら。
電子の力で効率的に歯垢(プラーク)を除去できるソラデー
ソーラーパネルとTiO2(酸化チタン)半導体を内蔵した「SOLADEY」。この酸化チタンの光触媒技術とソラデー独自の特許技術が「マイナス電子(e–)」を発生させ、水と反応することで細菌の増殖を抑えるのが最大の特徴です。また、独自開発の「先端ポイント毛」ブラシが奥歯の届きにくいところにもフィットし歯垢(プラーク)を効率良く除去することができます。