SOLADEYのこだわり SOLADEY Quality
⻭ブラシは東⼤阪から
35年前、ソラデーが産声をあげたふるさと、東大阪の製造現場をシケンの八田がたずねました。
東大阪と言えば古くから「ものづくりのまち」として栄え、技術力の高い企業が多数存在しています。特に歯ブラシの製造業者は全国の約6割が東大阪や八尾に集中しており、大阪の地場産業として生産量共に日本一を誇ります。
ソラデーのファーストモデル以来、試作から量産までを長きに渡りお世話になっているのが東⼤阪にある「株式会社稲田歯ブラシ」さんです。
こちらが社長の稲田眞⼀さん。「全⽇本ブラシ工業協同組合」の理事長を昨年まで8年間務められました。任期中には歯ブラシの耐久性、安全性において日本工業規格(JIS)を上回る高品質を保障する「SBマーク」の規定を作られ、更にこの基準が国際規格(ISO)にも採用されるという歯ブラシ業界の品質向上に大きく貢献、平成26年度には今までのご功績により「旭日双光章」を受賞されました。
稲田歯ブラシさんとシケンの出会いは、1980年頃にまで遡ります。シケン創業者の中川善典は当時、光触媒反応の歯ブラシの実現に夢を膨らませどうにか作ってくれないかと工場を一軒一軒訪ね歩いては断られ、を繰り返していたそうです。
途方にくれていた時に、運命的なつながりで製造を請け負って下さったのが稲田歯ブラシさんでした。
稲⽥社⻑
「すべてが思い通り、すべてが順調という訳ではありませんでしたが、先代の中川会長と弊社の担当が時間を忘れてブラシの開発に取り組んだと聞いています。妥協を許さないシケンさんと弊社のプロとしてのプライドの戦いだったんでしょうね。ですがそこから35年以上も継続してソラデーの歯ブラシを出荷してきました。それは本当に誇れる仕事ですね。」
⼋⽥
「稲田さんとの出会いにはこの上ない感謝をしています。この35年でソラデーのバリエーションも増えましたが、シリーズ初の音波振動(ソラデーリズム)の歯ブラシについては特に試作を重ね、こだわり抜いた製品になりました。今後のバリエーションのアイディアもたくさんありますし、ますますバージョンアップしたソラデーシリーズの誕生をここ東大阪でお願いしたいです。」
歯ブラシの製造には、他にもたくさんの方々に支えられています。
「野口プラスチック工業」代表の野口勝己さん。シケンの中川が途方にくれながら東大阪のまちを歩いていた時に偶然声を掛けたのがこの方。野口さんとの出会いで稲田さんともつながったのです。
こちらでは、植毛する前の歯ブラシの樹脂の部分を専門に製造していただいています。
樹脂を充填するための金型。バリエーション毎に取り替えます。
温度調整した樹脂を型に流し、固めては取り出す。
成型不良がないか厳しくチェックする二代目、野口憲一さん。
よくテレビで見るような大型工場の生産ラインではなく、一つ一つが熟練の職人の手でつくられていきます。
ひとつひとつが人の手を介して製品になります。
丁寧な仕事にこそ、本物の価値があります。
毎日同じものを、同じ場所で。
安定した品質こそが安心できる商品を生みます。
ソラデーとしての品質、ソラデーとしてのみがき心地。
それが私達の宝です。