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ブラッシング指導×ソラデー、どれくらい効果的?

シケンラボ

— 歯の健康をもっと、ずっと。 —
私たちはこの想いをもとに創業当時から現在まで、
みなさんの歯の健康を支え続けるために
様々な学術機関や第三者機関と一体となって実証実験を行っています。
現在までに、12の大学と共同研究を実施し、
77件の学術資料を歯科学会での
口演や論文による発表を行ってきました(2020年1月末現在)。

歯ブラシの力で少しずつでも口腔内環境を改善するために、
今日も私たちは検証と実験を繰り返しております。

佐藤 勉 教授 鈴木 恵 講師

高速音波振動とシリーズ最大のマイナス電子を発生させる 「SOLADEY RHYTHM 2」

高速音波振動とシリーズ最大のマイナス電子を発生させる 「SOLADEY RHYTHM 2」

ソーラーパネルによって微量の電気を発生させ、TiO2(酸化チタン)半導体に流すことで「マイナス電子(e)」を発生させるソラデーシリーズ。この独自の特許技術によって、口腔内の細菌や歯垢(またはプラーク)に作用し、効率的に分解除去するだけでなく、細菌の増殖を抑えることが特徴です。「SOLADEY RHYTHM 2(ソラデーリズム2)」は、シリーズ史上最大枚数のソーラーパネルを搭載することで、「マイナス電子(e)」の発生量を増やしました。さらに、1秒間で約360ストロークする音波振動により、効率的に歯垢を除去することが可能になりました。

プラークコントロールは自宅でのケアが最も重要

プラークコントロールは自宅でのケアが最も重要

歯周病や虫歯の原因となるプラークのコントロールは、デンタルクリニックなどの専門施設で行うプロケアも有効ですが、自宅での歯磨きによるホームケアで日常的に口腔内を清潔に保つことがなによりも大切です。そのためには正しいブラッシングの知識と技術に加え、自分に合った「道具としての歯ブラシ」を選ぶ必要があります。専門家によるブラッシング指導と「SOLADEY RHYTHM 2」の組み合わせは、自宅でのプラークコントロールに効果を発揮するのか?歯科衛生の観点から、非常に有意義な検証となりました。

検証 「SOLADEY RHYTHM 2」とブラッシング指導の組み合わせは、自宅でのプラークコントロールに有効か?

検証 「SOLADEY RHYTHM 2」とブラッシング指導の組み合わせは、自宅でのプラークコントロールに有効か?

歯科衛生の領域ではブラッシング技術の進歩と道具の進化によってプラークコントロールにどのような変化が出るのか、臨床実験を通して実証を重ねていきます。今回の実験では歯科衛生の専門家によるブラッシング指導に加え、「SOLADEY RHYTHM 2」と組み合わせることで口腔内のプラークが歯の表面に付着する事が抑制されるかを検証しました。さらに、プラークおよび口腔内に含まれる虫歯の原因菌であるミュータンス菌の変化、口臭物質の低下についても検証しています。

検証に使用したのは「SOLADEY RHYTHM 2」と、プラセボ(一般的な電動歯ブラシ)の2種類。それぞれ同じブラッシング指導を受けた被験者が使用した結果、一般的な歯ブラシに比べて以下の効果が認められました。

  1. プラーク自体の付着面積、付着量が共に低下
  2. プラークおよび口腔内に含まれるミュータンス菌の数が低下。
  3. 口臭物質の硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドが低下。
  4. 4週後のブラシ形状から、適切なブラシ圧でブラッシング出来た可能性が高い。

さらに、「SOLADEY RHYTHM 2」を使った被験者が、その後一般的な歯ブラシを使用した後もプラークの付着が少なかったことから、有効期間までは明確でないものの「マイナス電子(e)」によってプラークが付着しにくくなる可能性も実証されました。

実験結果の詳細はこちら

実験方法

都内の大学に在学する女子17名に対して口腔内の全面清掃を行い、ブラッシングの指導を実施。歯ブラシは「SOLADEY RHYTHM 2」と、プラセボとして同形状の一般的な歯ブラシを使用し、それぞれ4週間のブラッシングを行ってもらった。実験期間中の歯磨きは歯磨剤を使わずに1日2回、1回3分とし、それぞれ4週間後の口腔環境を観察した。

口腔疾患の進行を止める歯科衛生という仕事

口腔疾患の進行を止める歯科衛生という仕事

私の仕事は歯科予防処置の講義、そして歯の磨き方を教える臨床実習(歯科器機の使用方法を含む)の担当をしています。歯石の除去や歯のクリーニングを通して口腔環境の改善を目指し、歯ブラシや歯磨剤の選定などのアドバイスをすることも私の仕事です。口腔ホームケアの指導をすることで口腔疾患の進行を止めることが使命だと考え、総合的な歯の知識「デンタルIQ」を高めていくための情報を正しく伝えていきたいと思っています。そこで、先輩でもあり一緒に働いていた佐藤勉教授に歯科専売ではない、一般的に購入できるソラデーシリーズの存在を教えてもらい、研究させて頂くことになりました。

成長には、興味と関心が大切

成長には、興味と関心が大切

また、私は教員として毎年80名の卒業生を送り出していますが、業界の狭い情報だけでなく、多くのことに触れることで好奇心を養って欲しいと願っています。「なぜだろう?」「もっと知りたい!」という気持ちがなければ、新しい症例に出会っても見逃してしまう。逆にその気持ちがあれば、新しい学びや研究の気付きときっかけを与えてくれるのです。そこからさまざまな基礎研究や臨床実験がはじまり、歯科衛生の世界を発展させていくと信じています。今回の研究を通して、学生達に興味を持つことの大切さも伝わると良いなと思っています。

腸内環境にも影響を与える「口腔フローラ」

腸内環境にも影響を与える「口腔フローラ」

私の専攻は口腔内の細菌と、電子顕微鏡を用いたブラッシング圧の研究ですが、近年の口腔ケアでは、虫歯予防や歯周病の予防に加え、腸内環境にも影響を与える「口腔フローラ」に関心が寄せられています。腸内フローラで一般的に知られるようになった「フローラ」とは、特定の器官に生育する常在細菌のことを言います。お腹の中の入り口は口なわけですから、当然口腔内の細菌も腸内環境に影響を与えている可能性があると推測されます。こうした観点で口腔ケアを考えてみると、自宅での歯磨きがとても大切になってきます。今回の検証で私がサポートした毛先のバラつきに関する観察では、電動歯ブラシの方がブラッシング時の圧力が適正だったことに関心があります。効果的な圧力で正しい磨き方をする。このいわゆる「正しい歯磨き」がプラークコントロールの必要条件だと言えそうです。

歯磨き一筋40年

歯磨き一筋40年

ソラデーの歴史は40年前に遡ります。子供の虫歯が当たり前の時代で、治療も今ほど進んでいない時代でした。そんな環境を変えたいと言う創業者の想いから、初代ソラデーは開発されました。光触媒技術という化学作用を口腔ケアに持ち込むという画期的なアイデアは、発売当初はあまり広く受け入れられることはありませんでした。しかし、研究機関や歯科大学との基礎研究、臨床実験を繰り返すことで、少しずつその効果は認知されることとなりました。最近では歯科医の先生や歯科衛生士さんから「患者がそちらの歯ブラシ(ソラデー)を持ち込んで来るのだけれど、ソラデーの事を詳しく話を聞きたい」という嬉しい声まで届くようになりました。現在のRHYTHM2まで成長してきたソラデーシリーズの機能は、すべて研究機関との実験から生まれたものです。歯ブラシは虫歯にならない、させないための道具。これからも私たちシケンはソラデーシリーズの開発を通して、口腔ケアの向上に寄与していきたいと思います。

左から「初代ソラデー」「ソラデー2」「ソラデー3」「ソラデーRHYTHM」「ソラデーN4」「ソラデーRHYTHM2」

左から「初代ソラデー」「ソラデー2」「ソラデー3」「ソラデーRHYTHM」「ソラデーN4」「ソラデーRHYTHM2」。

「初代ソラデー」は、1980年の発売当時としては斬新な発想でありながら、高価格で使い捨てということもあり、「ソラデー2」からヘッドのみ交換できる仕様に改良。ソーラーパネルの効率や面積、ブラシ形状の改良など、研究開発の歩みと共に成長してきたソラデーシリーズ。これからも「歯とお口の健康を守る道具」として、更なる進化にご期待ください。

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