和菓子のプロが語る、歯と歯磨きへのこだわり
独自の特許技術によって水と光の力で効率良く歯垢を除去するSOLADEYシリーズ。
歯磨き粉を使わなくてもすっきり磨けることから余計な香りや刺激を好まない方にも人気です。
また、水だけで丁寧に磨くナチュラルな使い心地は、繊細な味と香りを大切にする料理人をはじめ、歯磨き粉の香りが仕事に影響を与えてしまうプロフェッショナルの方々からも注目を集めています。
「SOLADEY with PROFESSIONAL」では、そんなプロフェッショナルな方々へのインタビューを通して、自身の仕事に対する考え方、役割などに加え、SOLADEYの魅力についてもお話を伺います。
chapter 01
株式会社 喜八洲総本舗
代表取締役社長 中田 八郎 様
和菓子で人を喜ばせて70年「喜八洲総本舗」
ー お仕事についてお聞かせください。
私は大阪府の十三(じゅうそう)に本店を構える「大阪・十三 喜八洲総本舗(きやすそうほんぽ)」という和菓子屋を営んでおります。1948年の創業から今年で70周年を迎え、おかげさまで13店舗まで大きくさせて頂きました。「喜八洲」という名前は「お菓子で八州(日本全国)の皆様に喜んで頂く」という想いで名付けられました。北海道産の小豆を使用した自家製餡の「酒まんじゅう」や、通常の1.5倍はある「きんつば」をはじめ、店頭で好みの焼き加減に炙ってタレを絡める俵型の「みたらし団子」など、現在50種類ほどの和菓子をご用意しております。
甘いものを美味しく食べるには、健康な歯が大事
ー 歯磨きは仕事にどのような影響を与えますか?
うちでは創業以来、自家製の餡にこだわってきました。戦後間もない頃、甘いものが稀少だったため、本物の砂糖を使用した和菓子は本当に喜ばれたと聞いています。その名残から、喜八洲総本舗の和菓子は甘くて、大きくて、手頃という部分は変えずに頑張っています。私自身も甘いものが大好きなものですから、全国の甘党の方に喜んで頂ける和菓子作りを心掛けております。
しかし、毎日大量の砂糖を使うと空気中に糖分が舞って口腔内に入ると酸を生み出しやすい環境になります。そこに一日中いるわけですから、虫歯になる職人も多かったようですね。これを「職業う蝕(虫歯)」というそうですが、昔は仕事中にうがいなどを推奨していた和菓子屋などもあったようです。今でこそ衛生面も含めてマスクや手袋の着用を義務付けておりますが、親にも虫歯に気をつけろといつも言われておりました。
ソラデーとの出会い
ー ソラデーを使ってみていかがでしたか?
数年前のある日、新聞の広告だったか紹介記事だったかで電動の「ソラデーリズム」を知りました。水と光で歯が綺麗になる最先端(当時)の歯ブラシとして紹介されていたのを覚えています。技術的な詳しいことはよく分かりませんでしたが、普通の歯ブラシとは違う機能性と清潔な佇まいに惹かれてすぐ買いました。ちょうどピンクとブルーがあって、最初は仕事面というよりは洗面台に夫婦で並べたら良いだろうなと思って買ったのです。
私にとってソラデーは、目が覚めてから仕事へ出掛ける前のちょっとした身だしなみとして使っています。ヒゲを剃ったり、髪を整えたりするのと同じような感覚でしょうかね。ただ、歯がツルッとして気持ち良いものですから、家族や知り合いにもプレゼントしたのです。そしたらとっても喜んでもらえた。そこからスタッフなどにも結婚のタイミングやちょっとしたギフトとして配るようになったのです。
喜びは分かち合いたい
ー ソラデーをたくさんプレゼントされるそうですが、なぜですか?
私は27歳でこの会社に入って45年になりますが、菓子職人というよりもずっと営業や経営として携わってきました。ですから、お客様や職人さん、スタッフなど、喜八洲総本舗を支えてくださる“人”が一番大事だと思っています。これまでに知り合いやスタッフに贈ったソラデーシリーズの数は40セットほどになると聞きましたが、それは純粋に「あなたのことを大切だと思っていますよ。だから健康で、幸せで過ごしてくださいね」という気持ちに過ぎません。
毎年開催している社員旅行もそうです。商売は良いときも悪いときもありますが、それでも一年頑張った喜びをみんなで分かち合いたい、頑張ったことを喜んで欲しいという願いから毎年開催しています。また、大阪ではすっかり夏の風物詩になった「なにわ淀川花火大会」もお手伝いさせて頂いておりますが、地域貢献の一助になればと30年前にはじめたことです。いまでこそ当日は60万人のお客様がお越しくださるようになりましたが、最初は2000人ほどしか集まりませんでした。これだけ多くの人に喜んで頂けるようになったというのは、企業の社会貢献として光栄なことだと思っております。
良い仕事は幸せな日常から
ー プロフェッショナルとしてのこれからの目標などはありますか?
私の執務机の後ろには「自慢の壁」と呼んでいるスペースがあり、スタッフの成人式や社員旅行の写真を並べています。うちの会社に入ってくる新入社員は未成年も多いわけですが、彼らは成人になる前に社会人になるわけです。彼らの成人式を共に祝ったり、人生で初めての海外旅行を楽しんでくれたりするという経験は、この仕事をしていて良かったと心から嬉しくなる出来事です。
毎朝歯を磨いて出勤したり、食事をしっかり摂ったり、夜はちゃんとお風呂に入って疲れを取ったり。こうした当たり前のことをきちんとできているかどうかは、仕事をするうえで一番大切なことです。当たり前の幸せや、生活の安心が前提になければ良い仕事なんてできません。すぐそばで苦しんでいる人がいて、自分だけ、自分たちだけが幸せなんてことはあり得ないのです。人生80年から100年へと変わっていく中で、喜八洲総本舗の灯を絶やさず、和菓子で日本中の人に喜んで頂けるよう、これからも人の幸せを願って仕事をしていきたいと思います。
<インタビュー後記>
「SOLADEY with PROFESSIONAL」のトップバッターとして、喜八洲総本舗の代表取締役社長である中田八朗さんにお話を伺うことができました。そもそものご縁は、ソラデーを数回に渡りたくさんご注文いただき、スタッフがご挨拶に伺いました。その際、スタッフの皆様やお知り合いにプレゼントされると聞き、ぜひその想いを取材させていただきたいと依頼し、今回のお話に至りました。
実際にお話を伺い、中田さんの中心には「人を大切にしたい」「人様のおかげで自分たちがある」という感謝や心配りの気持ちがあるのだと感じました。それが結果的に創業70年という歴史に繋がり、地域の皆様に愛され続ける経営にも繋がっているのだと思います。一貫したプロフェッショナルの姿勢を伺うことができ、大変勉強になりました。また、感謝の気持ちを伝えるギフトのひとつにソラデーシリーズを選んで頂けて光栄です。