オドロキ!スイスとスウェーデンの⻭磨き事情
⻭磨きは親が教えてあげることでやり方を学び、習慣化します。
言い換えれば、お母さんやお父さんの⻭磨きの習慣が大きく影響するため、
さまざまな国によって⻭磨きの文化も異なります。
NIPPONの「N」を商品名にしたソラデーシリーズの
「SOLADEY N4」も、いわば日本人の⻭磨きに対するこだわりと、
日本人らしい細かな技術力が産んだ⻭ブラシと言えます。
そんな⻭ブラシをさまざまな国の方に使ってもらい、
率直な感想と自分の国の⻭磨き文化についてインタビューしました。
スイスの⻭磨き事情
スイスの⻭磨き事情をスイス出身のガビさん(38歳)に聞いてみました。
⽔道⽔でムシ⻭予防?
ー あなたの国の⻭磨き⽂化について教えてください。
私はスイスのバーゼル出⾝なのですが、⼦供の頃から⽔道⽔にはムシ⻭予防として「フッ化物」が加えられていると教わりました。現在では中⽌されているようですが、学校で先⽣から教わったと思います。また、⻭医者さんにはよく連れて⾏ってもらっていました。痛くなってから治療に⾏くというよりは、いつも検診に⾏く感じで、ほとんど⻭の状態と磨き⽅のチェックだけで終わっていたように思います。
また、私は⼦供の頃は⻭ブラシで磨くだけでしたが、両親は⻭ブラシ以外の道具も使っていた気がします。⽂化とまで⾔えるかわかりませんが、⺟には⻭磨きをしながら⾜を上げる運動を勧められていました。体が引き締まるそうです。その教えのせいではありませんが、私も⻭磨きの時はつい家の中を歩き回って⾊々なことをやっています。
歯磨きを教えてくれる「歯医者バス」
ー 子供の頃の歯磨きの思い出はありますか?
小学校には「歯医者バス」みたいな専用のバスが来て、歯の磨き方を教えてくれました。6人ずつくらいバスに乗り、すごく大きな歯ブラシと歯の模型で歯医者さんが歯の磨き方を教えてくれたのを覚えています。歯のチェックもしてくれるのですが、ゴム手袋の匂いが苦手でした。
また、お友達と一緒に歯を磨いたときに、友達の歯磨き粉がイチゴ味でとても美味しかったです。うちは普通のミント味だったので羨ましく思いました。あと、子供用は日本の歯ブラシのように普通のものが多いのですが、大人用の歯ブラシはブラシの真ん中がゴムになっていたり、ブラシの先がぐるりと毛に覆われていたり、不思議な歯ブラシが多いなと感じていました。
少し高くても良いものを。
ー 歯磨きのこだわりはありますか?
今は歯ブラシ以外に舌を磨くクリーナーと、マウスウォッシュを使うようになりました。もともと黄色っぽい歯なのにタバコを吸うし、コーヒーもすごく飲むので、ホワイトニング効果のある歯ブラシと歯磨き粉を使っていましたが、最近は歯がしみることもあるので、知覚過敏用の歯磨き粉に変えました。自分の歯磨き以外にも、数ヶ月に一回はクリニックで歯医者さんにクリーニングとチェックをお願いしています。
歯ブラシに関しては少し高くても良いものを使うようにしています。機能や性能が高いものの方が効果も高いと思いますし、結果的に時間やお金の節約にもなると思います。子供にも、小さい頃から歯磨きの大切さを教えるためにも、道具選びは真剣ですね。
細かなニーズに対応する日本らしさ。
ー 日本の歯磨き文化について、どのように感じましたか?
最初日本に来たとき、「こんなにハイテクな国なのに、なんで歯ブラシは子供が使うような普通なものしか売っていないのかしら?」と不思議に思いました。スイスではもう少しハイテクな仕掛けのある歯ブラシが多く売っています。もしかしたらちょっとオモチャっぽいのかもしれませんが、日本は普通の形の歯ブラシのなかで「柔らかめ」とか「4列コンパクト」とか細かく分かれていて、細かな好みが分かれているのだなと感じます。最初はスイスで歯ブラシを買い溜めていましたが、今は日本の歯磨きツールの種類が多いことを嬉しく思っています。でも、歯磨き粉の味は個人的にあまり美味しく感じません。
想像以上にツルツルに!
ー 「SOLADEY N4」を使ってみてどのように感じましたか?
⼀⾒普通の⻭ブラシですが、実はとってもハイテク!というところが気に⼊りました。電気も⻭磨き粉も使わずに綺麗になるなんて、凄いと思います。しかも、⽔と光で綺麗になるという発想がとっても素敵です。最初はちょっと⼼配でしたが、使ってみると想像以上に⻭の表⾯がツルツルになって、ちゃんと磨けているので安⼼しました。
スイス⼈は意外に⽤⼼深いところがあるので、このような技術はちゃんと説明されて、エビデンス(根拠)と⼀緒に理解したいと感じます。でも、⽇本のプロダクトはとても評価しているので、パッケージなどのデザインも含めてエコなイメージもとても良いと感じました。私は「藤⾊(=FUJI藤)」を使っていますが、この⾊のネールカラーが欲しくなるくらい綺麗な⾊だと感じています。⽇本の伝統的な⾊だと知って、ますます気に⼊りました。
スウェーデンの⻭磨き事情
スウェーデンの⻭磨き事情を
スウェーデン出身のクリストファーさん(27歳)に聞いてみました。
充実した社会保障。
ー あなたの国の⻭磨き⽂化について教えてください。
スウェーデンでは、デンタルケアはとても⼤切なことだと教えられます。⻭は誰にとっても⼤事なものなので、収⼊に関わらず21歳までは⻭の治療は無料でした。でも、医療費の負担を軽減させるためにも⻭医者から定期検診の⼿紙が届き、治療をしなくて済むような仕組みが整っていたように思います。さらに治療として⻭の矯正が必要な⼈はそれも保険が適⽤され、無料で治療することができます。⽇本では⼤変⾼額だと聞いて驚きました。
また、人によって違う部分も多いと思いますが、ほとんどの人は朝と夜の2回は⻭を磨き、お昼はキシリトールガムなどで済ます人もいます。でも香りのきついものを食べた後や人に会う前に磨くことは一般的ですし、デートの前などはマウスウォッシュを使う人も多いかもしれません。色々な道具でケアをする人が多いですし、あまり⻭磨きが好きでない人もいますね。同じように、⻭磨きの後にガムを噛む人もいれば、フッ化物の入った液体で口をゆすぐ人もいたり、いろいろなスタイルがあると思います。
歯磨きの先生「フッ化物おばさん」
ー 子供の頃の歯磨きの思い出はありますか?
子供の頃は親と一緒に歯を磨きながら磨き方を教わりました。その時のルールは3分間しっかり磨くこと。上と下で90秒ずつ、時計を見ながらしっかり磨くように言われていました。親が見ていない時にサボると、ちゃんと磨いたかチェックされていたのを覚えています。うちでは歯磨き後にガムを噛む習慣はありませんでしたが、そういう友達もいたと思います。
学校では「フッ化物おばさん」が来て、歯磨きのやり方を教えてくれます。その後、液体のフッ化物を配ってくれて、みんなで一緒に1分間くらい口をゆすぎました。笑わそうとする子とかがいたりして、ちょっとしたイベントでしたね。タフトンブラシという細い歯ブラシを使った歯磨きなども教わりますが、やる人とやらない人は半々ぐらいのイメージでしたね。
歯磨きのあとは口をゆすがない!?
ー 歯磨きのこだわりはありますか?
子供の頃からの習慣だと思いますが、今でも3分間は歯を磨くようにしていますし、時間のあるときはできるだけ丁寧に磨きます。あと、フッ化物を流したくないので、歯を磨いた後は口をゆすぎません。同じ理由で、歯を磨いた後30分間は何も食べないし、飲まないようにしています。
歯磨き粉にはフッ化物の多いものを選びたいのですが、パッケージの文字が読めないのでどれが良いのかいまいちわかりません。なので、いつも値段が中ぐらいのものを買うようにしています。
ホワイトニング効果が無いのにびっくり!
ー 日本の歯磨き文化について、どのように感じましたか?
歯ブラシや歯磨き粉にはたくさんの種類があるのに、中にはホワイトニング効果が無いものなんかもあるのが不思議です。ホワイトニングしたく無い人もいるということでしょうか?また、ユニークな商品も多くて興味深いです。先日友人の家で黒い歯磨き粉を見た時は驚きました。
また、友人が歯磨きの後に口をゆすいでいるのを見てびっくりしました。相手も僕が口をゆすがないのを見て驚いたようですが(笑)。友人はゆすいで口の中を綺麗にするのが一番だと言っていましたが、僕はフッ化物を流さないのが一番いいケアだと思っています。
ユニークな発想だけれども効果は確か。
ー 「SOLADEY N4」を使ってみてどのように感じましたか?
最初にパッケージを見た時に、クリエイティブな雰囲気に惹かれました。SFっぽいというか、宇宙とかに持って行きそうなイメージです。バーコードが歯ブラシのデザインになっていて、細部までデザインされているのがとても興味深いです。単なるプラセボではなく、科学的な根拠を持っている感じがして、とても日本っぽいユニークさも感じます。
実際に歯磨き粉を付けずに歯を磨いてみると、慣れないせいか少し物足りなく感じます。もしかしたら、歯磨き粉の爽やかな味が好きだったのかもしれません。でも、だからこそ丁寧に磨けるという考え方はよくわかりますし、ホワイトニングなどの効果を補うために歯磨き粉を使っても良いとわかり安心しました。僕は「雪色(=YUKI雪)」を使っていますが、日本の雪の色だとは思いもよりませんでした。ただ、シンプルなデザインとマットな質感は気に入っているし、ユニークな発想や技術も面白いので、友人などに教えてあげたいですね。
インタビューを⾏ったお店は…
WORLD NEIGHBORS CAFE
住所
東京都江東区平野4丁⽬13-1
電話
03-6458-8853
Web
https://www.social-apartment.com/builds/view/49