2022.2.1
『歯のためのマンスリーマガジン』2月号–2022.2.
みなさま、こんにちは。
今日から2月。
寒さもまだまだ続きますね。
旧暦では、2月4日前後の「立春」が1年の始まりです。
そのため、立春の前日を季節を分ける日という意味の「節分」と称し豆まきをして一年の穢れをはらい清める風習が生まれました。
節分やバレンタインデーなどの品々が店内を彩りほんの少しですが買い物する私たちの気持ちも明るくしてくれますね。
それぞれを祝う方もそうでない方も体調管理に気をつけて寒さを乗りきりましょう。
それでは、今月もよろしくおつきあい願います。
■目次■━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・・
◆ 今月のトピックス『歯と健康寿命について(4)』
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◆ ネットユーザー様限定企画のご案内
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◆ ミニコラム 『鼻の穴の中に歯が生える!』
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◆ 歯の豆知識 『歯の妖怪にご注意を!』
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◆今月のトピックス◆ 『歯と健康寿命について(4)』
お口の健康には、歯の数、歯周病、噛む力、飲み込む力、唾液の分泌量など、さまざまな要素が関係しています。これらの状態が悪化すると、骨が弱くなったり、低栄養状態を引き起こすなど、全身の健康に影響を及ぼす場合があります。
●歯周病があると、心臓病、脳血管疾患、糖尿病、骨粗しょう症などになりやすい
●かむ力の保たれている人ほど骨量が多い
●歯の数が少ない人ほど認知症になりやすい
●口の中の健康度が低い人ほど低栄養状態になりやすい
●口の中の衛生状態が悪いと肺炎の原因になることも
お口の健康を保つためのポイントは、食後の歯磨きにあります。歯と歯の間や1本だけ残っている歯、奥歯の後ろなどの磨きにくいところは、歯間ブラシやタフトブラシなどを使って磨きましょう。
義歯は必ずはずしてから、歯磨き剤を使わず水洗いをします。寝る前にもはずして水に浸けて保管し、この水は毎日取り替えましょう。
歯やお口の中に問題を抱えていると、食事がおいしくとれないだけでなく、体を動かすことや人交流することに消極的になるなど、生活全体が不活発になり、要介護の状態へと移行しやすくなります。
【出典:大阪府後期高齢者医療広域連合パンフレット】
◆2月のネットユーザー様限定企画のご案内◆
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●対象期間:2022年2月1日(火)~20日(日)
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◆ミニコラム◆ 『鼻の穴の中に歯が生える!』
長年鼻づまりに悩まされてきた人が耳鼻科を受診したところ、なんと鼻の穴の中に歯が生えていたという症例が、アメリカの医学雑誌「TheNew England Journal of Medicine」で報告されました。
今回、鼻の中に歯が生える非常に珍しい事例が発見されたのは、アメリカに住む当時38歳の男性が、ニューヨークにあるマウントサイナイ病院の耳鼻咽喉科を受診したのがきっかけです。
男性は「数年前から鼻水が出るわけでもないのに右の鼻の穴で息ができないんです」と訴えました。同院の医師であるSagar Khanna氏らが問診をしても、けがや頭蓋骨の変形といった原因は特定できませんでした。そこで、医師らが男性の鼻にカメラを挿入して詳しく診察したところ、鼻の穴の奥に「非常に硬質な白色の腫瘍」があることを発見。腫瘍のX線写真を撮影した結果、白い腫瘍の正体は鼻の中に生えた「歯」だということが確認されました。
男性の症状は、通常は歯が生えない場所で歯が成長する「異所性歯牙(Ectopic Tooth)」というもの。今回のケースでは、上顎から下向きに生えるはずの歯が上向きに成長し、鼻の穴の中に突き出ていました。原因を特定した医師らは手術を行い、男性の鼻から長さ14mmの歯を摘出。経過観察の結果、鼻の傷口はきちんとふさがり、合併症や別の歯の発生も確認されなかったとのこと。男性は医師らに、鼻づまりがすっきりして息ができるようになったと報告しました。
今回のケースのように、歯が口の中以外に生えてくる異所性歯牙は非常にまれで、発生率は0.1%しかないとのこと。特に、異所性歯牙が鼻の中に達するほど成長するケースは大変珍しいそうです。
【出典:大阪大学歯学部同窓会HP】
◆歯の豆知識◆ 『歯の妖怪にご注意を!』
日本と海外、それぞれの歯の妖怪について調べてみました。
○お歯黒べったり
目も鼻も無い顔に、お歯黒を付けた大きな口だけがある女の姿をした妖怪。
江戸時代後期に出版された『絵本百物語』(竹原春泉斎・画)に「歯黒べったり」という題で描かれています。水木しげるさんの著作では、お歯黒べったりは夕闇迫る町外れの神社や寺に現われ、通りかかった人を驚かせ、稀には家の中にも出たと解説されています。水木しげるロードにはブロンズ像が設置されています。
○歯痛殿下(はいたでんか)
ベルギーなどに伝わる突然歯に激痛を走らせるとされる妖怪。
人が寝ているとそっと忍び寄り、電気のようになっている小さな指先で歯に触ると、触られた人物は全身を突き抜けるような痛みが走り跳ね起きてしまうとされるが、その姿は目には見えないという。こちらも水木しげるさんの著作「世界の妖怪大百科」に描かれています。
【編集後記】
今年こそはコロナの収束を…と新年に願いをかけた方、私を含め多くいらっしゃったことでしょう。残念ながら、その願いは今のところ叶わず。
おそらくは世界中の人々の祈願ゆえ、たかがひと月でその願いを叶えてもらうことは無理というもの。努力してはじめて、成就につながるのでしょうね。自分のため家族のため、そして社会のためにできることは何かを考えながら、今年も頑張っていきましょう!
(京子)
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