2003.2.1
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『歯のためのマンスリーマガジン』2月号 –2003.2.1–
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こんにちは。本庄京子です。
もうすぐ、バレンタイン・デーですね。
この日こそ、恋の決戦日と張り切っている人、
友人や家族に、日頃の感謝を伝えたいと思っている人、
オフィスの空気をチョコっと円滑にしようと
プレゼント計画を練っている人など、
たくさんいらっしゃることでしょうね。
チョコレートをたくさんもらう方、
くれぐれも食べ過ぎに気をつけてくださいね。
そして、食べた後はとっかりと歯磨きを！
さて、今回は『高齢者の歯のケアについて』をお届けします。
どうぞ最後までよろしくおつきあいくださいませ。
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■ 目次 ■
【１】今月のテーマ：『高齢者の歯のケアについて』
【２】『ソラデー２』お買い得情報
【３】アンケートdeプレゼント！
【４】編集後記
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【１】今月のテーマ：『高齢者の歯のケアについて』
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■━━━━ 豊かな長寿社会を目指す「８０２０運動」 ━━━━■
●「８０２０（ハチマルニイマル）運動」をご存じですか？
これは、８０歳になっても２０本以上自分の歯を保つことを目指し、
平成４年から厚生労働省と社団法人日本歯科医師会が、展開している
キャンペーンです。平成１１年度の歯科疾患実体調査では、８０歳以
上の一人平均現在歯数は８．２本、８０２０達成者は１５.３％という
調査結果でした。北欧スウェーデンでは、７５歳で一人あたり平均
１９．５本の歯が残っているという報告があります。アメリカでは、
８５歳の高齢でも平均１５．８本残っていると言われています。長寿
を誇る日本ですが、実は歯の寿命は以外と短いのが現状なのです。
●義歯でも日々のケアが大切です。
また全く歯がなくなってしまい、上下とも総義歯になっている人は約半
数にもなると報告されています。高齢者の口の中には被せ（クラウン）、
ブリッジ、局部床義歯（部分入れ歯）、あるいは総義歯（全部入れ歯）
とさまざまな補綴物が入り、機能を回復してあります。しかし入ってい
るものが複雑になればなるほど、それだけ歯も口の中も汚れやすくなり、
日々の清掃を中心としたケアが必要になってきます。
また、中には歯が抜けてもそのままにしてあったり、歯周病にかかって
いるのに、気づかず放置していることも少なくありません。自分でケア
できにくくなっている高齢者の方には、周囲の方や専門家の協力が必要
となってきます。
【高齢者の歯のケアのポイント】
１．本人または介護者によるプラークコントロールを徹底しましょう。
２．歯ブラシを握りやすくする、電動歯ブラシを使うなど、
磨きやすい工夫しましょう。
３．食事の献立を考えましょう。
４．義歯の清掃を行いましょう。
５．心と体の健康を維持ましょう。
６．かかりつけ歯科医による定期検診を行いましょう。
●現在維持を目指しましょう。
高齢になると歯が抜けがちですが、自分の歯が２０本以上あると、
食べ物をしっかりと噛むことができます。自分の歯で食べることは、
疾病の予防や日常生活の充実と、豊かな長寿社会を実現する重要な
カギなのです。
「もう義歯だから、８０２０の実現は不可能だわ…」と、あきらめな
いでください。少しでも現在の状態を維持することが、大切なのです。
いま歯科医療も治療から、予防そして管理の時代へと大きく変わりつ
つあります。日頃のセルフケアと信頼できる歯科医のもとで、
素敵な笑顔と快適な食生活を目指してたいですね。
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【３】アンケートdeプレゼント！
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【４】編集後記
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日本は、世界一の長寿国。けれども歯の寿命は、まだ５０歳程度と
いわれています。今後、ますます高齢化が進むにつれて、命の寿命
と歯の寿命との差が大きな問題になることでしょう。活力のある長
寿社会を迎えていくためには、歯の寿命も延ばしていかなければな
りません。「８０歳で２０本の歯」をめざして、今から歯の健康に
ついて考えたいですね。
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