2021.12.1

『歯のためのマンスリーマガジン』12月号–2021.12.1

みなさま、こんにちは。

今日から12月。
いよいよ師走ですね。

行楽やスポーツの季節ですが、コロナ禍ではまだまだ満喫できそうにありませんね。

引き続き感染予防と体調管理に気をつけながら秋の始まりを楽しみましょう。

それでは、今月もよろしくおつきあい願います。

■目次■━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・・

◆ 今月のトピックス『歯と健康寿命について(2)』
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◆ ネットユーザー様限定企画のご案内
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◆  ミニコラム 『ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2021』
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◆ 歯の豆知識 『歯の神仏は全国に300箇所も!』
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◆今月のトピックス◆ 『歯と健康寿命について(1)』

歯を失うことが健康寿命に及ぼす理由

歯を失うと、噛むことや飲み下す機能が低下しますが、それが死因につながるのは2つのパターンがあります。

1. 歯を失う原因となる歯周病や歯科の感染が、全身の病気を引き起こすことが死因につながる場合。
2. 歯を失って噛めなくなり、低栄養になることが死因につながる場合。(歯を失って義歯を使わないと死亡率が上がるといわれています。)

自分の歯が揃っていることが理想ですが、色々な事情ですでに歯を失ってしまった方も多いはず。歯を失ってしまった場合でも、義歯を使って噛める状態である人の方が良いとの研究結果がでています。ドイツで、
残っている歯が20本以下の1,800人を10年間追跡調査をした研究では、9歯以上の歯を失って義歯を使わない人は、義歯を使用している人よりも、全死亡率は1.4倍、循環器による死亡率は1.9倍になったとの報告がされました。

今回から『歯と健康寿命について』お話をしていきます。

【出典:日本歯科医師会HP、厚生労働省HP】

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◆ミニコラム◆ 『ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2021』

今年で28回目を迎えた『ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー(主催:日本歯科医師会、協賛:株式会社ロッテ)』の授賞式が「いい歯の日」の11月8日に開催され、俳優の黒谷友香さんと間宮祥太朗さんが「今年、最も笑顔が輝いた著名人」に選ばれました。

黒谷さんは「普段私に接してくださっている周りの人たちのおかげで笑顔が生まれた。周りに感謝しないといけないし、受賞はとてもうれしい」と笑顔。間宮さんは「最初に聞いたときは、にわかには信じがたいというか…。あまり役柄でも笑顔をしてこなかったので。うれしいですけど、照れくさいような。恐縮しています」と照れたようす。

今年の〝ベストスマイル〟を問われると、プロ野球・阪神ファンの間宮さんは「応援している野球チームが割と調子がよかった。1年を通して笑顔が多かったかなと思います」と白い歯をキラリ。黒谷さんは「先日、愛馬と初めてドローンで撮影をして記念になったので、それがとてもうれしくてベストスマイルかなと思います」とはにかみました。

最後にメッセージを求められると、黒谷さんは「これからもいろいろな役、仕事を通して笑顔を届けたい」と抱負を語り、間宮さん「俳優は歯が命」という言葉を引用し、「その命を大切にしたいと改めて思いました。口の健康が全身の健康に密接に関わっていることを本日知ることができたので、ケアをしていきたいと思いました」と話しました。

 

◆歯の豆知識◆ 『歯の神仏は全国に300箇所も!』

歯に関係する神社・仏閣・石像などは、全国で300箇所くらい存在するそうです。歯の神様の信仰は、江戸時代中期ごろから始まったといわれています。当時は、今の歯科医にあたる「口中医」という療術者がいましたが、多くは殿様、武将、豪商など一部の権力者のお抱えで、一般庶民とは無縁の存在だったようです。

では庶民は歯痛などをどう克服していたのでしょう。はりやきゅう、生薬などの民間療法もありましたが、多くは神仏に頼り何とかしのいでいました。まさに、苦しい時の「神頼み」や「まじない」などが唯一の手段であり、頼らざるを得なかったのです。各地に多くの歯の神仏が存在するのは、庶民がそれほど歯痛などに悩まされていたあかしですね。

【出典:日本歯科医師会HP】


【編集後記】
いよいよ今年のカレンダーも1枚となりました。今年もコロナに振り回された1年でしたが、ワクチン接種のおかげでしょうか、外出や外食なども緩和され、昨年の年末年始より明るい気分で過ごせそうですね。とはいうものの季節は冬、季節型のインフルエンザや風邪対策もしっかりして元気に新年を迎えたいですね。今年も1年ありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えくだいね。(京子)


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