2021.8.1
『歯のためのマンスリーマガジン』8月号–2021.8.1
みなさま、こんにちは。
今日から8月。
オリンピックは8日までですが、24日からはパラリンピックが始まります。
とにかくテレビの前で精一杯応援をしたいですね。
そして、外は相変わらずの猛暑。
冷房が効いていてもいなくても水分摂取もお忘れなく。
外へ出るときのマスクは適宜外して、体温調節をしてくだいね。
それでは、今月もよろしくおつきあい願います。
■目次■━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・・
◆ 今月のトピックス『義歯について(4)』
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◆ ネットユーザー様限定企画のご案内
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◆ ミニコラム 『歯科医師は、身近な生活につながるお仕事!』
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◆ 歯の豆知識 『世界初!「減量器具」の発明!』
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◆今月のトピックス◆ 『義歯について(4)』
歯の平均寿命は、種類によって異なります。虫歯や歯周病といった、口腔内の状況によっても異なりますが、特に寿命の長い歯は犬歯(けんし)です。犬歯は、前から数えて3番目に位置する菱形の形をした永久歯で、この犬歯までが前歯に含まれます。
犬歯は、他の永久歯と比べて歯根がとても長いという特徴があります。
歯根が長いということは、頑丈であるということでもあり、他の歯と比べて寿命が長いのが特徴です。
犬歯は永久歯のひとつです。犬の犬歯が特徴的に発達しているのでこうよばれるようになりました。永久歯はその形から切歯(せっし)や
臼歯(きゅうし)に分けることができます。切歯とは犬歯の前側にある前歯のことで、2種類あります。臼歯はいわゆる奥歯のことで、親知らずを除けば小臼歯と大臼歯が2種類ずつあります。つまり、1種類しかないのは犬歯だけなのです。
□犬歯の役割
下顎は、頭蓋骨とくっついているわけではありません。下顎骨は頭蓋骨から筋肉や靭帯でぶら下がっているだけです。下顎はとても不安定
な存在です。そんな不安定な下顎の位置を定めるのに役立っているのが犬歯だといわれています。犬歯は前歯と奥歯の境界付近にあります。
犬歯が噛み合わせの目印となって、下顎の位置を定めていると考えられています。下顎の位置が定まることで、顎も正しく動かすことができるようになっています。
□犬歯を失うと
犬歯がなくなると、噛み合わせの位置が定まらなくなります。その結果下顎の位置が不安定になります。下顎の位置が安定しなければ、顎の動きも安定しなくなります。犬歯はとても歯根が長く太い歯です。
その歯がなくなると、歯茎が落ち込んだようにくぼみ、外見に大きく影響します。
□犬歯を失った場合の治療法
もしも、犬歯を抜歯しなければならなくなったら、抜いたまま放置状態にしておくことは、外見ばかりでなく、健康のためにも良くありません。
「ブリッジ」「部分入れ歯」「インプラント」それぞれのメリットとデメリットについてご説明します。
「ブリッジ」
固定式の人工歯のことです。部分入れ歯と異なり、取り外して洗わなければならないといった手間がかかりません。部分入れ歯と比べてコンパクトに作れるので、違和感も少ないというメリットもあります。
その反面、ブリッジを装着するためには喪失した歯の隣の歯を削らなくてはなりません。削られた歯はしみたり痛みを生じたりする可能性があります。
また、削ったところからむし歯が生じるリスクもあります。
通常、喪失した歯が1本だけの場合は、喪失歯の両隣の歯を1本ずつ削ればブリッジを作ることができます。しかし、犬歯の場合は異なります。
たとえ1本だけの喪失であっても、犬歯の前側2本と犬歯の後側1本の合計3本の歯を削らなければブリッジを装着することができません。
ブリッジは削って被せた歯を使って噛み合わせの力を負担する構造です。
被せた歯には、本来その歯にかかっていた噛み合わせの力以上の力がかかるようになります。長期的には、力の負担に耐えられない場合、歯根が割れてしまうこともあります。これもデメリットのひとつです。
次回は「部分入れ歯」のメリットとデメリットについてご紹介します。
【出典:医療ニュース、吹田歯科医師会、EパークHP】
◆8月のネットユーザー様限定企画のご案内◆
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暑い日が続きますが、毎日の歯磨きでお口だけでもスッキリと整えたいですね。
8月のオンラインストア限定特典は、
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◆ミニコラム◆ 『歯科医師は、身近な生活につながるお仕事!』
『おしごと年鑑』をご存知ですか?企業・団体からの協賛を得て、全小中学校と教育委員会等に寄贈されているキャリア教育の教材です。
年鑑では企業や団体のお仕事を「身近な生活につながるお仕事」「食べたり飲んだりに関わるお仕事」「社会の土台を支えるお仕事」「未来を生み出す科学技術のお仕事」「知る・学ぶ・楽しむをかなえるお仕事」などのカテゴリーに分け、仕事に関して子どもが素朴に思う質問に対して、企業の担当者が丁寧に答えるわかりやすい構成になっています。子ども向けの企業博物館やキッズサイトの紹介のほか、世界に広がる日本の発明なども掲載されています。
教師向けには、どの記事が学習指導要領のどの科目の何年生の授業に使えるのかといった情報や、授業計画を立てるときに参考となる「教師用指導案」も盛り込み、使いやすい副教材として工夫されています。
ちなみに歯科医師や歯科衛生士の仕事は、「身近な生活につながるお仕事」として情報発信されています。
【出典:日本歯科会HP】
◆歯の豆知識◆ 『世界初!「減量器具」の発明!』
口を閉めたままの状態にするダイエット器具が発明されました。
その名は「デンタルスリム・ダイエット・コントロール」。
上下1対の歯に2つの磁石を装着することで、食べ物摂取のために口を開けることを不可能とすることで減量を促すという。
この器具を開発したニュージーランドのオタゴ大学とイギリスのリーズを拠点とする科学者たちは「地球規模の肥満流行と戦う世界初の減量器具」だとして期待を寄せているそうです。
これまでに、ニュージーランドで7人の女性が参加して臨床試験が行われたそうで、1週間液体のみを口にした女性達は、平均で体重の5.1%の減量に成功したそう。
開発に携わったポール・ブラントン教授は「減量成功への壁は、順守できないことにあります。これは、ある一定期間を低カロリーダイエットで過ごすことで、新たな習慣を築く手助けとなるのです」と話しています。
臨床試験に参加した女性たちの年齢や1日の消費カロリーなど、詳細は
不明ですが、果たして重要はあるのでしょうか?ちょっと疑問ですね。
【出典:BANG Media International/よろず~ニュース)】
【編集後記】
日常生活ではスポーツに縁のない私ですが、オリンピックはとても楽しみにしていました。開催までのすったもんだは忘れて、今はただただアスリートの皆さんを応援したいだけです。金メダルの数も気にはなりますが、大きなトラブルが起きることなく無事に閉会のときを迎えられるよう願っています。頑張れニッポン!そして1日でも早いコロナ収束のときを迎えられるよう、私たちも頑張りましょう!(京子)
●ご意見・ご感想はコチラ⇒E-mail:kkshiken@kk-shiken.co.jp
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