2021.9.1
『歯のためのマンスリーマガジン』9月号–2021.9.1
みなさま、こんにちは。
今日から9月。
秋の夜は長いことから和名では「長月」とよばれます。
23日頃の「秋分の日」を境に昼と夜の長さが逆転し、暑さも少しずつ和らぎます。
これが「暑さ寒さも彼岸まで」といわれる理由です。
とはいうものの暑さはまだまだ続きます。
季節の変わり目の体調管理に気をつけましょうね。
それでは、今月もよろしくおつきあい願います。
■目次■━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・・
◆ 今月のトピックス『義歯について(5)』
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◆ ネットユーザー様限定企画のご案内
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◆ ミニコラム 『ニューノーマル時代の歯磨きの役割とは?』
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◆ 歯の豆知識 『出っ歯の人が作ったから出(歯)刃包丁?!』
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◆今月のトピックス◆ 『義歯について(5)』
【犬歯の義歯のメリットとデメリット】
■「部分入れ歯」
●メリット
「部分入れ歯」は取り外し式の人工歯で、金具を使って装着します。
「ブリッジ」とは異なり、装着するために歯を削る必要がありません。
「ブリッジ」の場合、人工歯部は外せないので、歯みがきが難しいことがありますが、「部分入れ歯」は取り外し式なので、歯みがきも義歯のお手入れも簡単にできます。また、「ブリッジ」のように隣の歯を使う必要がないので、隣の歯が歯周病などで弱っていても、他の歯に金具をかけることで装着することが可能になります。
●デメリット
「部分入れ歯」は、「ブリッジ」よりも大きいので違和感が大きいです。
また、食事のたびに裏側に食べ物が入り込むので、外して洗わなければならないという手間がかかります。犬歯にも「部分入れ歯」を作ることは可能ですが、それほど強く噛ませることはできません。しっかり噛ませるようにすると部分入れ歯が壊れてしまうことがあるからです。
■「インプラント」
●メリット
「インプラント」は、歯が抜けたところの顎の骨に人工の歯の根を埋めて、それを土台にして歯をつくる治療です。「ブリッジ」のように周囲の歯に力がかかることがなく、犬歯の周囲の歯を守ることができます。また、「部分入れ歯」のように、取り外しの面倒や口の中の違和感がないのもメリットです。
犬歯は前歯のひとつですから、外見に影響します。「ブリッジ」は、表側は白いレジンというプラスチックで覆うことで目立ちにくくしていますが、内側が金属なので角度によっては銀色の部分が見えてしまいます。しかも、レジンは経年的に黄色くなるという性質を持っています。
「部分入れ歯」の場合は、入れ歯を引っ掛けている金具が見えてしまいます。セラミックで作られた「インプラント」は、金属も見えませんし金具も使いません。きれいで目立ちにくいのがメリットです。
●デメリット
「インプラント」の治療には、治療期間が長め、治療費が高額といった弱みがあります。インプラントは骨と強くつきますが、粘膜とはあまり強くつかないため、天然の歯に比べ感染に弱いことも欠点です。さらに、「インプラント」をしたい場所に骨が十分ないと、治療が難しくなることも欠点です。「インプラント」が抜けたり大きく壊れたりした時には、修理が難しいこともあります。
また、「ブリッジ」や「部分入れ歯」は保険適応内の治療であれば比較的安価ですが、「インプラント」の治療は保険適応外のため比較的高額であることもデメリットです。
義歯を入れる目的は失われた機能の回復、発音機能の回復、見た目の美しさの回復という3つの役割があります。いつまでも健康で自分らしく生きるうえで、重要な役割を担っているのです。けれども、義歯は一度作れば一生涯使い続けられるというものではありません。お口の中の状態は、時間の経過とともに変化していくものです。本当の歯と同様に、義歯にも定期的な歯科健診が必要です。
【出典:日本訪問歯科協会HP、神奈川県歯科医師会HP、EパークHP】
◆9月のネットユーザー様限定企画のご案内◆
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◆ミニコラム◆ 『ニューノーマル時代の歯磨きの役割とは?』
歯とお口の中を清潔にするために、日々歯みがき剤や洗口剤を使用している人は大勢いらしゃると思います。これらの歯みがき剤や洗口剤に広く使われている複数の成分(テトラデセンスルホン酸ナトリウム・ラウロイルメチルタウリン酸ナトリウム・ラウリル硫酸ナトリウム等)が、新型コロナウイルスの生体への結合や侵入をブロックする可能性があることが明らかになりました。
ニューノーマル時代の歯磨剤を用いた歯みがきは、むし歯や歯周病の予防と同時に、科学の力によりウイルス感染対策という新しい役割が見いだされたといえるのではないでしょうか。歯みがきは、誰でも気軽にできる健康のための第1歩だったのです。これまでと同様、歯とお口のケアを続けていきたいですね。
【出典:日本歯科会HP】
◆歯の豆知識◆ 『出っ歯の人が作ったから出(歯)刃包丁?!』
魚の下処理などに使われる「出刃包丁」は、大阪堺の職人が発案したものだとされています。出刃包丁について、確認できる最も古い記録は江戸時代の『堺鑑(さかいかがみ:堺に関係する事を記録した地誌)』であり、この中に「魚肉を料理する庖丁」と紹介されています。
さらに「その鍛冶、出歯の口もとなる故、人呼んで出歯庖丁と云えり」とも記述されていることから、もともとは「出歯」だったものが、普及や時間経過とともに「出刃」に変わっていったものと考えられています。
その鍛冶職人が、八重歯やすきっ歯だったら包丁の名前が変わっていたのかもしれませんね?!
【出典:Wikipedia】
【編集後記】
皆様はワクチン接種はお済みでしょうか?私自身は2回目接種が今月の予定です。若い世代では、接種したくても予約ができないと言われています。感染者数が増える一方なのに、なぜこんなことになっているのか理解に苦しみます。災害時と同様、自分の身は自分で守るしかないにしても、その効果的な方法を教えていただきたいものです。
収束の日まで、感染せぬようさせぬよう、ただただ自助努力で頑張るしかありませんね。(京子)
●ご意見・ご感想はコチラ⇒E-mail:kkshiken@kk-shiken.co.jp
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発行:株式会社シケン『歯のためのマンスリーマガジン』編集部
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