2022.10.1

『歯のためのマンスリーマガジン』10月号–2022.10.1

みなさま、こんにちは。

今日から10月。
秋と言えばみなさんは何を思い浮かべますか?
スポーツの秋?芸術の秋?読書の秋?食欲の秋?

どれも季節を問わず楽しめるものなのに、なぜ「○○の秋」と言われるのでしょうね。
おそらく暑くも寒くもなく過ごしやすい気候なので、物事に集中するのに最適というところからいろんな秋が生まれたのかもしれません。

いろんな秋を楽しむためには、なんといっても健康第一。
体調管理に気をつけながら、素敵な秋を過ごしましょう。

それでは、今月もよろしくおつきあい願います。

■目次■━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・・

◆ 今月のトピックス『オーラルフレイルについて(6)』
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◆ ネットユーザー様限定企画のご案内
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◆  ミニコラム 『保険の入れ歯の半年ルールをご存知ですか?』
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◆ 歯の豆知識 『口にまつわることわざ』
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◆今月のトピックス◆
『オーラルフレイルについて(6)』

口腔ケアには、前号でお話した【1】機能的口腔ケアと【2】器質的口腔ケアの2種類があります。器質的口腔ケアは誤嚥性肺炎の予防などにつながり、機能的口腔ケアは飲み込む力の低下を防ぐ効果が期待できます。

【1】機能的口腔ケア:食べたり、飲んだりする機能を保つためのケア
【2】器質的口腔ケア:お口の中を清潔に保つためのケア

【2】器質的口腔ケアとは?
歯磨きや歯垢の除去などで、口腔内を清潔に保つためのケアです。
むし歯、歯周病、誤嚥性肺炎などの疾患はお口のなかの細菌が原因。
また、高齢になると薬剤の影響などで唾液の分泌量が減り、口腔内が乾燥しがちになり、細菌が繁殖しやすくなります。器質的口腔ケアは、歯磨きや舌磨きなどのケアでお口のなかを清潔にすることで、こうした疾患の予防をめざすものです。

お口のなかが清潔になると唾液の分泌が活発になります。唾液の分泌量を増やすことは、口腔乾燥症(ドライマウス)の改善にも効果的です。
食事後のうがいや歯磨きなどが基本となりますが、高齢者の場合は義歯・口内・舌の清掃なども重要になります。口内で雑菌が繁殖し、その雑菌が食べ物や唾液と一緒に気道に侵入すると、誤嚥性肺炎を引き起こす恐れもあります。
また、高齢者は加齢により抵抗力が落ち、歯周病や粘膜疾患にかかりやすいため、日ごろから器質的口腔ケアをしっかりと行う必要があります。

口腔ケアは『機能的口腔ケア』と『器質的口腔ケア』の2つがうまく組み合わされることで、健康はもとより生きる意欲の向上にもつなげることができます。

【出典:公益社団法人日本歯科医師会リーフレット】

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◆ミニコラム◆ 『保険の入れ歯の半年ルールをご存知ですか?』

「保険の入れ歯に半年ルールがある」ことをご存知でしたか?
「入れ歯が合わないから、新しく作り直したい」という時、もし保険の適用内で作った入れ歯なら、作ってから半年間は、新しい入れ歯を作ることができないからです。
入れ歯は、健康保険の適用内で作れますが、使える歯科材料や治療にかけられる時間が限定されています。

再び保険が効く範囲で作り直す場合、以前の入れ歯を作ってから半年経過しなければ、新しく作ることができません。歯科医院を変えても同じです。

例外があって、次のような場合は半年以内でも新しく作れます。

  • 歯を抜かなければならなくなって残りの歯の本数が変わった場合
  • 前回作ったものが上の入れ歯で、今回は下をつくるようの場合(下の入れ歯は6ヶ月以上経過していること)
  • 自費(保険外)の入れ歯を作る場合

    ただし、噛み合わせの調整だけなら半年以内でも保険診療で行えます。
    保険の入れ歯は半年以内に新しく作り直すことはできませんが、「痛いところがある」「噛みにくい」「すぐに外れる」といった問題があれば、調整することは可能です。

    入れ歯は、入れたその場で合う合わないを判断できない方が多いもの。
    特に痛みは、装着した翌日から1週間くらいの間に発生しやすいのです。
    初めての入れ歯だったとしたら、なおさら最初はどうしても異物感があります。合わない入れ歯をそのまま使い続けると、お口の中を傷つけてしまうことがあるので、我慢しないで歯科医に相談してください。

    こういった調整は、新しく入れ歯を作り直すのとは違い、半年以内でも行えますのでご安心を。

【出典:クボタ健康保険組合HP】

◆歯の豆知識◆ 『口にまつわることわざ』

人にとって大切な器官である「口」。まつわることわざも数あります
が健康(?)に関連しているものをいくつか紹介します。

○良薬は口に苦し
よく効く薬が苦いように、身のためになる忠告は素直に受け入れにくいということ。

○匙の先より口の先
診断や治療は下手だが、患者のご機嫌を取ることの上手な藪医者をあらわすたとえ。

○目元千両口元万両
目元は千両、口元は万両に値するほど魅力的であるという、美人を形容する言葉。

○病は口より入り禍(わざわい)は口より出づ
病気は口から入る食べ物や飲み物が原因で起こり、禍は口から出ることばが原因となって起こされることが多いということ。


【編集後記】
○○な秋に今年は「値上げの秋」が仲間入りしそうです。
飲料・ビール類、回転寿司、照明器具、雇用保険、本人限定受取郵便の手数料、後期高齢者医療費負担額、火災保険料など。
自分でできる節約方法は火災保険の見直しや食費の節約のみ。
パンよりお米、外食より自炊。今まで朝食はパンでしたが、本気でご飯を炊こうと思うわたくしです。(京子)


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